« ■ICカードの応用分野(続々) | トップページ | ■新設銀行について »

2005.04.22

■エレクトロニックバンキング時代

【はじめに】

 エレクトロニックバンキングとかEBとか言う言葉が流行した時代が
 ありました。

 銀行の業務処理を電子情報機器を利用して利便性と効率化の両方を
 追求することを目的としています。

 銀行の内部の事務処理は、コンピュータ化により、合理化・効率化は
 進んでいきましたが、お客様との取引の接点が効率化されていないため、
 この接点の合理化を追求するというのがEBの趣旨です。

 この考え方は、他業界では、EDIとか言われていたものです。
 【注】EDIは http://e-words.jp/w/EDI.html をご参照ください。

 そして、この概念はインターネット時代になり、電子商取引、ECとか
 言われるようになりました。
 【注】ECは http://e-words.jp/w/EC.html をご参照ください。

 更に、B2B、B2C、G2C、G2B、C2C等々の言葉を生むことに
 なりました。

 ここでの、Bは企業(BusinessのB)、Cは消費者(comsumerのC)、
 Gは政府・行政(GavernmentsのG)の意味で、この両者間の取引を電子化
 する各種のシステムが開発され、実務上の効率化が推進されています。

 【注】ここでの2は to の代わりで、BtoBをB2Bと表現しています。

 これらの電子商取引市場で、「もの」や「情報」の売買が行われるわけですが
 最終的には、代金の決済を必要とします。
 ここでも、クレジットカードの決済や銀行のデビットカードでの決済、
 コンビニでの決済等の各種の決済手段が必要となってきます。

 銀行が電子商取引に積極的に関与する部分は多くあるということです。

 企業間取引の合理化や企業と個人間の電子化は急スピードで進展してきましたが、
 政府や行政の電子化が遅れているということになり、e-Japan計画が策定
 されて、e-政府・行政の言葉のもとに行政業務の効率化が推進されています。

 話を戻して、エレクトロニックバンキングの経過を振り返ってみたいと思います。

■エレクトロニックバンキング時代

 1980年代になり、エレクトロニックバンキング時代の初期の頃に話題に
 なったのは、DDXによるデータ交換という記事でした。
 野村證券と三井銀行の間で、株の売却代金の振込みをDDXの通信回線を
 利用して即時化するという記事が日経新聞の一面を飾ったこともありました。

 【注】DDXは、デジタルデータ交換網のことでNTTのサービス商品です。
  詳細に関しては、http://e-words.jp/w/DDX.html をご参照ください。

 次に、ブームになったのが、ニューメディアという言葉でした。

 この時代にNTTからキャプテンなるシステムがニューメディアとして登場
 しました。当然、銀行としても、このメディアを利用してのバンキングサービス
 を試行しましたが、残念ながら普及定着せずにサービス停止になってしまいました。

 【注】キャプテンシステムの説明は下記をご参照ください。
  http://e-words.jp/w/E382ADE383A3E38397E38386E383B3.html

 銀行とお客様を通信回線を通して各種のサービスが次々と開始されるわけですが、
 通信制御手順がバラバラでは、不便であるということから全銀手順なるものが
 規定されたのもこの時代でした。

 大企業は、銀行のコンピューターと企業のコンピュータを全銀手順で直接接続して、
 データのやり取りを行うシステムを利用することになりました。

 問題は、中小企業、個人との取引のエレクトロニクス化の推進でした。

 ここに登場したのが、パソコンシステムでした。
 パソコンに専用のソフトを組み込んで、EB-PCシステムとして、
 拡販したものです。

 このシステムは現在でも稼動していますが、専用ソフトの導入に手間がかかるのと
 システムのバージョンアップ時にお客様のシステム環境との不適合等が発生する
 場合がありフォローに手間がかかるという難点があります。

 このトラブルを回避するために、現在では、インターネットを利用した、
 ブラウザーバンキングシステムが主流になっています。

■インターネット時代のエレクトロニックバンキング

 インターネットが普及し始めるとインターネット・ブラウザーを利用した、
 システムが主流となってきました。

 パソコンの一般的なブラウザーを利用して、銀行取引が可能となったのです。

 預金の口座残高の照会や入出金明細の照会、為替の振込み処理も可能に
 なっています。定期預金の新約等も可能です。

 サービスの内容は、個別銀行ごとに異なりますが、各種の金融情報の照会等
 も可能となっています。

 これにより、銀行の店舗に足を運ぶことなく、現金や小切手等の現物を
 伴わない銀行取引の大部分はインターネットで処理が可能となっています。

 また、銀行サービスはNTTドコモのiモード等の携帯電話でも取引可能と
 なっています。

 携帯電話端末から振込み処理等も簡単にできるようになっています。

 これらのパソコンや携帯電話を利用したサービスを利用すれば、
 ピーク日のピーク時間帯に、銀行の店頭で番号札を持って長い間
 処理を待つことも必要なくなります。

■無店舗の新銀行の出現

 以上のように銀行取引は銀行の店舗に行かなくても済んでしまう
 時代になってきました。現金は、コンビニのATMで出し入れが可能です。

 このようなインフラの発達により、新銀行が誕生してきたのです。

 いづれ詳細に関して触れてみたいと思いますが、ジャパンネット銀行や
 ソニーバンク銀行、IYバンク銀行、イーバンク銀行等の店舗なしの銀行
 が営業を開始できる時代になってきたのです。


|
|

« ■ICカードの応用分野(続々) | トップページ | ■新設銀行について »

エレトロニックバンキング」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/19710/3808070

この記事へのトラックバック一覧です: ■エレクトロニックバンキング時代:

« ■ICカードの応用分野(続々) | トップページ | ■新設銀行について »