■後方事務支援部門について
前回に引き続き、バンキングオンラインを後方でバックアップする
システムについて、今回からは組織的・人的な視点から説明して
いきたいと思います。
■バンキングシステムは電子化が進みコンピュータ化による合理化、
効率化が推進されてきましたが、すべての処理をコンピュータで
処理できるわけではありません。
銀行はコンピュータ処理を後方で支える大きな事務処理工場を
抱えています。いわゆる縁の下の力持ちとでもいえる組織であり、
この組織に支えられて銀行の大量の事務処理が円滑に行われています。
コンピュータシステムを効率的なツールとして活用するためには、
周辺の事務処理を支える組織が不可欠であり、これらの組織に支えられて
コンピュータシステムはその効果を発揮できるということです。
■後方事務支援部門を大きく3つに分けて説明してみたいと思います。
分類としては、コンピュータそのものの運用を司る部門。
コンピュータ処理で発生した例外処理等に対応するコールセンター部門。
大量の事務を処理するための事務集中センター部門。
以上の3分類の中で、まず、最初は事務集中センターから説明したい
と思います。
■事務集中センターに関して
近年の銀行の事務の歴史はコンピュータ化の歴史ですが、
コンピュータですべてが処理されるわけではありません。
コンピュータに入力するためのデータの準備作業、
コンピュータ処理できなかったデータの例外処理も人手に
頼らざるを得ません。
また、コンピュータ処理された結果の後処理も必要です。
銀行の事務には人手に頼らざるを得ない、手作業部分がまだまだ
多く残っています。
これらの事務を集中的に処理するための組織として
地区センター、事務センターという組織があります。
地区センターは、営業店の店頭事務以外の事務をいくつかの
支店の後方事務をまとめて処理する部門です。
ここでは、事務集中センターのサブセンター的機能として
理解しておいてください。
この地区センターの機能により、営業店の事務処理行員は、
少人数で対応できるようになっています。
銀行の営業店の事務の少人化の施策としてはATMの導入や、
インターネットバンキング等の推進による、お客様の
セルフサービス機能を開発することにより推進してきました。
一方では、事務を集中し、専門化することにより事務処理効率を
追求するという施策を推進してきました。
■更に、地区センターの処理を更にまとめて銀行全体に関わる
事務を集中して処理する部門が事務集中センターです。
都市銀行では一般的には東西の二センターを設置しています。
具体的な仕事の内容を更に分類すると、
事務集中部門
為替集中部門
手形集中部門
手形交換部門
回金部門
メール部門
等に分かれます。
個々の部門に関して概要については次回以降説明していきます。
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