■貿易金融EDIのTEDIについて
今回は、貿易金融EDIシステムであるTEDIについての説明です。
専門的な話になりますので、興味のない方は読み飛ばしてください。
できるだけわかりやすく説明しようとしましたが、やはり簡単には説明
できないようです。
TEDIというシステムが存在しているという程度で理解しておいてください。
■ところで、TEDIですが、貿易手続についてBtoBおよびBtoG
(通関に代表される政府との手続等)との貿易関連文書を、
1.インターネット上で、2.政府関連機関との連携および民間企業間で、
3.従来の紙によるやりとりを電子で行うことを実現するシステムです。
簡単に言えばインターネットを利用して貿易の事務の手続を電子化し、
合理化するシステムということです。
■TEDIの機能としては大きく3つあります。
■第一の機能としては、EDIの機能です。
具体的には、
●標準貿易文書の提供
貿易当事者間の共通認識を可能とし、貿易手続電子化を可能とする。
主要貿易文書(I/V、P/L等約30種類)の標準化形式を利用できる。
標準化は、国際標準であるUN/EDIFACTおよびSWIFTに準拠し、XML形式です。
●インターネット上での安全/確実な伝送
インターネット上での貿易文書伝送を安全/確実に行うために国際標準である
PKIをベースとし、電子署名(作成者のみが文書、伝送内容の変更が可能となる)
および伝送中での暗号化を行っている。
●認証機能
電子認証書の発行を行います。
●第三者による通信証明と貿易文書の権限移転管理機能(登録機関機能:RSP)
貿易取引当事者間での送受事実の証明および、B/Lに代表される証券性のある
文書の送受のための文書の真性性および権限移転管理をおこなう、
第三者機能(登録機関(RSP)機能)。
●TEDI共通規約
上記機能による貿易取引電子化についての法律面での枠組みを規定する、
貿易取引当事者間および登録機関・認証局と結ぶ各種契約約款
以上がEDIの基本機能です。
■第二の機能としては、貿易業務支援機能があります。
●ワークフローによる権限管理/処理連携
TEDI利用企業内の貿易手続をシステム化する、ワークフロー機能です。
例えば、社外への発信する場合、貿易文書の作成および社内承認、発送準備
および社内承認等に必要となる、社内権限管理および各種処理の連携を
ワークフローにより定義し、各社の業務にあったTEDI利用のシステム化を
可能とします。
●貿易文書の作成/承認/表示・印刷
貿易文書の作成、承認(電子署名の付与)および表示・印刷をWeb上で可能
とする機能
●貿易文書間の項目転記/マッチング
貿易文書は、その作成にあたり、他文書(例えばP/Lの作成時は、I/Vから
必要項目を正確に写す必要がある)からの項目転記が必要であり、又同一文書に
おいても他同一文書の利用が有効であることから、TEDIでは文書間の項目転記
機能を提供している。
又、貿易取引相手企業への文書群送信および相手企業からの文書群受信時には、
送信単位内の文書間に誤りがないかの確認が必要となる。
TEDIでは、送信又は受信文書間の項目チェック機能として、マッチング機能を
提供している。
●取引単位の貿易文書取りまとめ
貿易取引では、貿易取引相手に文書を送信するとき一般的には当該取引に必要な複数
の文書をまとめて送信できる。(受信時も相手からまとめて送信される)
TEDIでは、上記貿易取引に必要な複数文書を取りまとめ送受するように、
文書をイメージとしては封筒化し通信する機能をそなえている。
■第三の機能としては、社内システム連携機能があります。
TEDIの機能を、社内の他システムと連携し、社内資源の利用が図れるよう、
他システムとの連携機能をそなえており、他システムで作成された、
貿易文書情報等の有効利用が可能である。
以上がTEDIの機能ですが、貿易業務等に関与したことがない読者にとっては、
よく理解できないと思います。
e-Japan計画の一環として、推進されたものです。
■TEDIの詳細情報に関しては、下記をご参照ください。
概要が図式等で説明してあります。
デモシステム等もありますので、理解の手助けになると思います。
JETS: http://www.jets-tedi.com
TEDIANET: http://www.tedianet.com
今回を含めて3回にわたり、外国との貿易取引に関してのシステムの紹介を
しました。外国為替関連のシステムは一応これで終わりにします。
次回からは国内システムに戻りたいと思います。
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