■ATM監視システムについて
■ATM監視システムに関して
店舗外設置の信販会社のATMがシャベルカーで壊されて、中に入って
いた現金が盗まれるという事件がつい先日も報道されていました。
警報が鳴ったのですが、警備員の到着が間に合わなかったようです。
ATMには現金が装填されていますので、犯罪者に狙われやすい対象と
なります。従って、犯罪防止のための各種の工夫が必要となります。
また、ATMは無人で運用されるために、ATMを設置するATM
コーナーには各種の監視センサーが設置されており、異常を検知すれば
警報装置が鳴って警備員が到着する仕組みになっています。
ATM単体にも各種のセンサーが装備されていますし、ATMコーナー
全体を監視するために、ビデオの監視カメラ、温度センサー、光センサー
等が張り巡らしてあります。
スパイ映画等で美術館の宝石や絵画を盗むシーンで、振動センサーや
温度センサー、それに赤外線センサーの網を潜り抜けて、目的のものを
盗むというスリルに富んだシーンが出てきます。
勿論あそこまでATMコーナーは厳重ではありませんが、映画のシーンと
同様の簡易版の監視機能は備えています。
これらのセンサーが異常を感知すると、ATM監視センターに警告が
表示され必要ならば近辺に配備された警備員の出動となるのです。
現在では24時間稼動のためATMコーナーが多くなりましたが、
一般のATMコーナーは営業時間(稼働時間)が終了するとシャツター
が下りる仕組みになっています。
この営業終了でシャツターを自動で閉める場合にも各種のトラブルが
予想されます。このための対応が必要となります。
このトラブルを回避するためにも各種の工夫がなされています。
例えば、カードコーナーに人が居るのにシャツターを閉めてしまったり
カードコーナーの床の上に人が寝ていたりする場合もあるのです。
これらを遠隔で感知し、ATMコーナーに異常がないことを確認した上で
シャツターを下ろす必要があります。このための各種の機能が組み込まれ
ているのです。
無人のATM単体にもいろんなトラブルが発生します。
ハードのトラブルやソフトのトラブルもATM開発初期の段階では多発
しましたが、最近は安定稼動しているようです。
磁気カードが読めない、現金が出てこない、入金の現金がジャムって
しまう等々のトラブルが発生します。
これらのトラブルが発生した場合には、ATMの横に設置された電話を
利用することになります。
この電話はATM監視センターに直接つながります。
そして、ATMの監視員が応対し適切な処置を行うことになります。
これ以外によく起こることとして、お客様自身の問題として、通帳の取り
忘れ、現金の取り忘れ、キャッシュカードの取り忘れということが発生し
ます。
ATM自体が音声や警告音で警告しているのですが、気づかないお客様も
多いのです。
後列にお客様が並んでいる場合にはその人が声をかけてくれれば気づく
場合もあるのですが、後列に誰もいない場合にはそのままになってしまい
ます。
この場合には、ある一定時間放置されたままの場合には自動回収する
仕組みが必要となります。
自動回収できない場合には警備員が出動して対処する必要があります。
ATMを無人で24時間稼動させるためには、各種のトラブルに対して
遠隔で各種の指示や操作する機能や電話での人的対応が必要となります。
■ATM監視センター
これらのATMで発生する各種のトラブルの問題解決を行うのが
24時間稼動のATM監視センターの役割です。
以前は各銀行で個別に対応していましたが、現在では、これらの業務は
アウトソーシングビジネスとして独立したビジネスとしてATMの監視
を専門とする会社が設立されています。
ATMを無人で24時間稼動させるためには、裏方のバックアップシステム
が必要と言うことがご理解いただけたものと思います。
このための維持運用コストも相当な額になります。
すべてのATMを24時間稼動にしていないのは、利用頻度と維持コスト
とのバランス比較の問題となります。
コンビニの24時間稼動のATMの出現により銀行ATM網の代替機能
としての役割は大きなものとなっているのです。
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