■高速維新について
今回は、「高速機関」を使った、IT革新のコンセプトである「高速維新」
について、より具体的に説明していきます。
■「高速維新」とはなにか?
概要は http://www.kousokuya.co.jp/index.html もご参照ください。
「高速維新」とは、聞きなれない言葉かも知れませんが、一言で言うと高速
データ処理エンジンである「高速機関」を使用した、高いパフォーマンスで、
設計の見通しがよく、企業の要請に迅速かつ的確に対応できるソリューション
です。
言うまでもなく、IT (情報技術)、及び情報システムは既に企業や国家の活
動になくてはならないものになっています。しかし、既存の情報システムは誰
も全体を理解できないレベルにまで複雑化し、システム障害がマスコミにも事
件として大々的に掲載されるような時代となり、システム運営に重大な障害を
起こす事例も数多くみられるようになってきました。
システムの信頼性に関しての社会的な関心が高まっていますのでミスやトラ
ブルに対して神経質になるのは当然のこととは思います。。
しかし、そのために、システム開発部門やシステム運用部門は、新たな技術
に関しては、ますます、保守的になりつつあります。困ったものです。
コンピュータによる情報システムは、開発当初は比較的わかりやすく作られ
ているシステムでも、業務の変更・追加、組織の変化などを経るうちにつぎは
ぎだらけになっていきます。
複雑な情報システムは年限を増していくと、だんだんメンテナンスが困難に
なり、新たなビジネスを行うに際しても稼働中の既存の情報システムがネック
となって思ったとおりにビジネスのサポートができなかったりする事例が多々
発生しています。
開発当初はシステムライフを10年程度に設定する場合が多いのですが、現
実問題としては、簡単にシステム更改することができずに、20年以上も前の
システムが温存されている事例は数多く存在します。
でも、それはなぜでしょうか?
どうしようもないのでしょうか?
その原因は現在の情報システムが十分高速、かつフレキシブルにデータを処
理できていないからだと考えられます。
従来のコンピュータシステムの構築技術は、能力不足のコンピューターパワ
ーから如何に実務・実用に耐えられるだけの処理能力を引き出すかに向けられ
てきました。
この処理能力アップのためのテクニックがシステムの構造の複雑化に拍車を
かけている要因のひとつと言えます。
技術進歩により、CPU (中央演算処理装置)の速度が速くなっても、メモリの
アクセススピードやハードディスクのアクセススピードが速くなっても、ソフ
トウェア利用技術がそれらを十分に使いこなしていないため、コンピュータは
考えているほど高速にデータを処理できていないのです。
高速にデータを処理できないため、プログラマはいろいろなテクニックを駆
使して情報システムを作り上げてきました。
個々のテクニックは、部分に対しては速度を上げる「良い」ことなのですが、
情報システムの全体には複雑さを増加させるという意味で悪い影響を及ぼして
しまいました。
これらの積み重ねが年月を経過した後に「誰にもわからないシステム」、「
つぎはぎダラケのシステム」となってきてしまっているのです。
このような状況に対し、「高速維新」の考え方は「新しい高速データ処理」
により、市場変化に対応できるソリューションを提供してくれます。
また、これまでのレガシー情報システムをも様々な形で変化のスピードの速
さに追従できる現代にマッチした「新式の情報システム」に移植することも可
能となります。
「高速維新」とは、まったく新しい形のシステムソリューションなのです。
具体的に、どんなメリットがあるのか?概要をご紹介いたします。
■開発・運用コストの大幅なコストダウを実現可能なソリューションです。
新しい製品・サービスが、「情報システムの対応に時間がかかり導入に1年
以上も必要だった」、だとか「長年情報システムに投資してきたが、それによ
る利益が良く見えない」ということはないでしょうか。
情報システムが複雑化すればするほど、維持運用するだけでもコストがかか
ってきます。
さらに新規のサービスを導入するといった場合には、既存のシステムへの影
響がわからなくなっているため、別のシステムを構築して結合するというよう
なつぎはぎの方法論をとらざるを得なくなる場合が非常に多くなっています。
また、大きなトランザクションを扱うシステムの場合は、トランザクション
処理を優先してシステム構築する結果、付随して発生する夜間バッチ処理にし
わ寄せがいくという事態も多く発生しています。
このような無手勝流システム構築の方法を進めていくと、情報システム自体
の硬直化が進んでしまいます。
当初は業務に合わせて作られた情報システムが、業務の変化に対応しきれな
くなり、経営改革を妨げる結果となってしまっているのです。
そして、最終的には日々変化していく環境に耐えられず、システム障害や経
営改革の遅れとなってビジネスに跳ね返ってくるのです。
「高速維新」は市場変化に追従できる、企業の特長を活かしたシステムを提
供することにより、企業の業務改革、経営課題解決をサポートするソリューシ
ョンです。
【現状の情報システムにはいくつかの問題点が指摘されています】
■汎用コンピュータ等によるレガシーシステムの場合
・技術共有できない複雑すぎるシステム、内部の理解が困難
・2007年問題と言われるようにベテランの退職でメンテができない
・コボルベースのため若手技術者が面手をやりたがらない
・データ量の増大により、ますますシステムが複雑化
・最新のオープン技術が享受できない
■パッケージソフト(ERP、SCMなど)導入の場合
・特長が活かせず差別化が困難
・業務をパッケージに合わせることを強制される
・標準機能を修正しすぎるとメンテナンスが複雑になってしまう
・市場の変化に追いついていけない
■既存の情報システムであっても、月次処理が間に合わない、
夜間バッチ処理を速くしたいといった要望の場合
・月次バッチ処理が一夜で完了できない
・RDBのバッチ処理方式にネックが生じている
・中間ファイルがあたこちに存在し、システムフローが複雑化している
・データ量が膨大化、バックアップやメンテナンスなどのシステム運用が大変
以上のような問題点の解決策はあるのでしょうか?
■「高速機関」によるソリューション
「高速機関」は、まったく新しい高速化データ処理の概念に基づいた独創的な
ハードウェア・ソフトウェアによる高速データ処理エンジンです。
高速機関によるRDBでは、従来のRDBにとって弱点とされていたテーブルの結
合コストをゼロにし、データベースシステム全体をシンプルなものにします。
■主な特長は以下のとおりです。
・世界標準仕様のSQL-92及びSQL-99に準拠
・完全正規化指向によりデータベースの設計が容易
・高級プロシージャ言語のサポート
・高速主メモリ常駐モードのサポート
・巨大データのローディングスピードが高速
・データベースのサイズが小さい
・低コストマシンで大量のデータ検索集計処理を高速に処理可能
・ODBC及びJDBCインターフェースサポート
■高速機関の導入で以下の効果が期待できます。
(定量的な部分に関しては、「高速屋」までお問い合わせください。)
http://www.kousokuya.co.jp/index.html
・プログラムステップ数が少ないコンパクトなシステム
・正規化指向のためにデータ管理が容易
・データベースのエンハンスメントが容易
・高度な問い合わせに対しても応答が速い
・バッチレス化により運用時メンテナンスが容易
・高速処理により、バックアップ、障害復帰時間短縮
・システムの単純化により高信頼性の確保が容易
「高速機関」を使用したシステムの構築は、開発スタイルにも革新をもたら
します。
ソフトウェア理論に基づいた論理的な新開発手法をとることにより、迅速か
つ質の高いシステムインテグレーションが可能になります。
コンピュータのハードウェアは半導体の高集積化に伴い進歩していますが、
ソフトウェアは基本的には20年前から進歩していませんでした。
このままでは、ソフトウェア技術の停滞がハードウェアの進歩を阻害する要
因となってしまいます。
高速機関のベースとなる技術は、現代のハードウェア技術のパフォーマンス
を最高レベルで引き出す新しい思想に基づき作られています。
従って、既存のコンピュータ利用技術と異なるテクニックを随所に取り入れ
ています。
■「高速機関」は、「データ処理と保存の全てをまかなう知能付き記憶システ
ム」です。
・ストアドプロシージャによる高速処理
・複数のネットワークを介して他システムと接続(Row Stream Interface)
・他のRDBソフト等はサーバには不要
・高い信頼性の確保
■「高速機関」は3種類のモードで稼動します。
データベースをディスとメモリーのどこに常駐させるかによります。
☆モード0【すべてをオンメモリー常駐で処理するモード】
・OLTP/DSS(多重クライアント/リアルタイム処理)向け
☆モード1【アクセス頻度の高いものだけをオンメモリー処理するモード】
・低コスト DSS向け
☆モード2【すべてをディス上で処理するモード】
・実際には 使用することはないモードでしょう。
■以上のように「高速維新」で従来の情報システムは大幅な革新を可能とする
ソリューションです。
IT業界に新風を吹き込む技術基盤です。
抽象的な説明と宣伝ぽい説明が多く、分かりにくかったかも知れません。
若干専門的な記述の部分もあり判りにくかったかも知れません。
しかし、現状の「情報システム」には解決すべき課題が多くて、現状打破の
技術を必要としていることはご理解いただけたかと思います。
一方、技術が革新的であってもこの技術が世の中に浸透するには乗り越えな
ければならない障壁が数多く存在します。
システムが大規模化し、ガリバー型企業が支配しているIT業界は既得権益
を守るために業界全体が保守的になっています。
新参技術に関しての障壁は高く、大きなものです。
簡単には、この壁は乗り越えられません。
徐々に、ユーザー実績を積み重ねていくより方法はないようです。
マイクロソフト社もオラクル社も当初はガレージからスタートとして現在の
地位を確保しました。
発足当初の両社の前には、数多くのガリバー型の企業が存在しました。
これらのガリバー型企業と提携、競合しながら現在の地位を気づき上げたの
です。
この「高速維新」のソリューションもいづれは大きく飛躍できるものと期待
しています。
読者の皆さんでご興味のある方は、是非とも具体的なソリューションとして
ご検討いただきたいと思います。
ところで、次回は、この「高速機関」が従来技術とどこがどのように異なる
かについての簡単な説明をしたいと思います。
また、具体的なベンチマークの一端についてもご説明したいと思います。
このノウハウは特許に値する技術ですので、すべてをオープンにできないの
ですが、簡単な基礎的な原理だけをご紹介したいと思います。
ご期待ください。
【次回につづく】
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