■最近のATMに関するトピックスについて
■最近のATMのトピックスから
今回は、最新のATMの新傾向に関して若干の補足説明をしておきたい
と思います。
その1.バイオメトリックスによる本人確認システム
その2.FELICA付の携帯電話でATMを操作
以上2点を採り上げてみたいと思います。
その1.ATMで現金の入出金や為替の振込の場合には、
キャッシュカードを利用します。現状の磁気ストライプ付のキャッシュ
カードには偽造防止のための各種の仕組みが施されてはいますが万全では
ありません。そこで、本人確認手段としてバイオメトリックスを利用する
システムが開発されました。
東京三菱銀行はキャッシュカードを利用する際の安全性を高めるため、
預金者の手のひらの静脈を赤外線で読みとって本人確認をする
「生体認証」(バイオメトリックス)機能がついた現金自動預け払い機
(ATM)を、今年秋から全国の店舗に順次設置していく方針を明らか
にしました。預金者はIC(集積回路)チップ付きのキャッシュカード
をATMに挿入して暗証番号を入力し、手のひらをATMの画面の横に
ある読み取り機にかざして本人と確認されれば、預金の引き出しなどが
できる仕組みとなっています。
ICチップに手のひらの静脈情報が蓄積されており、この情報で本人
確認が行われるという仕組みになっています。
本人確認のために暗証番号だけでなく、二重の安全装置を付加したこと
になります。
静脈パターンは、指紋と同じように、個人個人で必ず異なるため、
従来の磁気方式のカードでは十分に防ぐことができないカードの不正
利用などを防止する機能を高める狙いがあります。
ATMに生体認証の機能を組み込むのは、国内の銀行では初めてですが
ICチップとバイオメトリックスの組合せという新たな方式の出現です。
ただし、この方式では他行やコンビニのATMを使った場合には、
有効ではありません。しかしながら、ネット取扱額の一日当りの支払い
可能金額の制限がありますので被害をこの設定された一定額以下に抑える
ことが可能となります。
その2.携帯電話に非接触型のICチップを組み込み、このICチップに
キャッシュカードの機能と電子マネーの機能を組み込むことも可能となっ
てきています。ドコモはFELICAチップを組み込んだドコモのお財布携帯
電話を販売しています。
FELICAとはソニーの開発した非接触型のICチップです。
この方式はJR東日本のSUICAやJR西日本のICOCA等の定期券や乗車券用に
使われているものと同類の技術仕様のものです。
また、電子マネーでコンビニのam/pmや店舗、ウェブ上で利用されている
Edyもこの方式を使っています。
このFelicaをDocomoの携帯電話に搭載したものが「お財布携帯」です。
UFJ銀行は11月をメドに、特殊な携帯電話端末を接触させる
だけでキャッシングなどができる現金自動預け払い機(ATM)の設置
を始めるとのことです。電子マネー機能を備えた携帯電話の普及を
にらんだものだそうです。非接触型ICチップ「FELICA(フェリカ)」
を搭載した最新機種の携帯電話が対象となります。
UFJ銀行は、東京・大阪などの3店舗で設置し、利用状況をにらみ
ながら数百台規模に順次、拡大する方向だそうです。
以上の様に、銀行のキャッシュカードも磁気ストライプ方式から、
ICチップ方式に転換されつつあります。これにより従来にない機能を
組み込むことが可能となります。
これに伴い新型ATMの開発競争も開始されつつあるということです。
携帯電話にFELICAのチップを組み込むことにより、携帯電話で電車に
乗ったり、携帯電話の電子マネーでレストランの支払いやコンビニ等の
ショップで買い物ができるようになりました。
更に、クレジットカードや銀行のキャッシュ機能も組み込むことが可能
となっています。
この分野の応用分野も順次拡大されてくるものと思います。
便利になる一方で、携帯電話を紛失した場合のリスクも増大するという
ことになります。
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