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2008.02.18

◆三菱東京UFJ銀行の統合システム移行について(その1)

◆三菱東京UFJ銀行の統合システム移行について(その1)

今年金融ITの世界で大きな話題は、
三菱東京UFJ銀行のシステム統合の問題である。

三菱東京UFJ銀行は、2005年10月1日にグループとしては
合併したものの、システムは統合されず、
旧行ベースのシステムが並行稼動しており、
併合された店舗内では、2行の窓口は別々であり、
旧行ベースの取引が続いていた。

同一のカンバンの下で、システム上は依然として2つ銀行が存在している
こととなっていた。

お客は、店頭で旧行取引がどちらかにより、窓口で振り分けられ、
旧行ベースでのサービスを受けていたのである。

この不便さが、2008年中には3年ぶりに解消されることになる。

システム統合に関しては、みずほ銀行が合併システム稼動時に
システム障害起こし大混乱となったことを想起させる。

巨大システムの統合は、一旦システム障害が発生すれば、影響は大きく、
個人の生活への影響に限らず、法人取引にも重大な影響を与えることになる。

また、
システム障害の後遺症は長期間続くことになり、実質的な損害も発生する。

【金融庁の事前検査】

そこで、システム統合にあたり、金融庁の事前検査も開始された。

5月から世界最大規模となるコンピューターシステム統合への移行が
開始されるからである。

約4000万の預金口座を持つ同行でトラブルが起きれば
影響は極めて大きく、金融庁は1月10日から統合作業の準備状況を
チェックするための検査に入った。

同行のシステムの統合に関しては、
第一段階として、
合併時の相互乗り入れ(Day1)これは、2006年1月4日完了。

第二段階としては、
旧東京三菱銀行システムベースの統合システムへ旧UFJ銀行システムの
移行(Day2)が2008年中に行われることになる。

これが、無事・安全に完了した段階で、
新システム開発(Day3)の計画となっている。

今年は、第二段階の統合システムへの移行であり
長い道のりの中間段階でしかない。

【統合システムへの移行プロセス】

具体的には、2月以降、週末や祝日に現金自動預け払い機(ATM)
を一時停止するなどして、
統合システムテストを繰り返し行い安全性の確認を行う。

このために顧客取引への影響がでることは避けられない。

安全が確認された段階で、5月の連休中に旧東京三菱店
(約250店)を統合システムに一斉に切り替え、
その後、7~12月に旧UFJ店(約420店)を
段階的に移行する計画となっている。

この計画のための事前のテストや統合作業などのため、
2月~2009年1月の週末や祝日に計12回、
ATMやインターネットサービス(三菱東京UFJダイレクト)が停止する。

店によっては最大でシステムの停止時間が合計で82時間に
及ぶことになるとのこと。

ATMの停止中は、同行の預金者は、提携する他行のATMや
コンビニエンスストアのATMでも預金の引き出しや預け入れができない。

勿論のことであるが、
他行の預金者も三菱東京UFJ銀のATMが使えなくなる。

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