◆データセンターにもエコ対策が不可欠
◆データセンターもエコ対策が必要◆
【はじめに】
CO2増加の影響でしょうか、台風までもが凶暴化してきているようです。
日米とも、民主党政権の成立により、従来の考え方からの大きな「変革」の
コンセプトが胎動しつつあります。
自動車産業は、電気自動車化の方向に向かっています。
この電気自動車化が進行すれば、エンジン技術をベースとしてきた従来の製造業
の産業構造に大きなインパクトとなり、自動車産業を支えていた下請け企業に
大きな変革を迫ってきます。
日本の景気にも大きな影響を与える問題へと発展していきます。
電力も太陽熱発電の普及、それ以外にも自然エネルギーの利用とCO2削減対策が
進行しています。省エネ分野の新規の技術分野も続々と開発されています。
各業界で、各種の省エネ施策が大きな注目を浴びています。
省エネを起爆剤として、新たな産業革命が着実に進捗してきている実感があります。
地球環境にやさしい産業政策が求められているのです。
ところで、
ITの世界でもユニークな省エネ思想のコンセプトが実現していることをご存知ですか。
それは、サンマイクロシステムが発表している「Sun Modular Datacenter」です。
新たなITの省エネシステムとして注目されています。
今回は、この「Sun Modular Datacenter」についてコメントしてみたいと思います。
【コンテナ型のデータセンターの概要】
コンピュータセンターを構築するとなると各種の周辺の環境設備が必要となります。
これらを輸送用の通常のコンテナーに組み込んだものが、このシステムのコンセプトです。
輸送用のコンテナーですから、データセンターをトラックでどこへでも運ぶことが
できます。
データセンターごと移動できるシステムです。
応用範囲としては、急激なコンピューターパワーの増強対策としての活用、
災害時の非常用対策システムとしての活用等々といろいろです。
【このシステムの特徴】
このシステムの特徴を要約すると、
1)【時間短縮】従来型のデータセンターに比べ、10分の1の時間で展開が可能
2)【コスト削減】拡張に際するコストの削減に貢献
3)【柔軟性】ニーズに応じて様々な場所へ柔軟に実装が可能
4)【高度な実装密度】従来型のデータセンターに比べ、4倍も高い実装密度を実現
5)【省スペース】従来の8分の1のスペースで設置可能
6)【省冷却コスト】40%も冷却コストを削減
7)【耐震性】マグニチュード6.7の地震にも耐えられる
輸送用のコンテナーにデーターセンターを詰め込むという発想自体は、
ジョークからの発想のようにも思えますが、これらの特徴を実現するための背景には、
高度な実装技術を装備する必要があったようです。
【実装のための技術】
「Sun Modular Datacenter」はわずかなスペースで高密度な演算環境を提供しています。
14.86平方メートルの床面積を持つ「Sun Modular Datacenter」には、ネットワークと
システムの管理用のラック1台(12.5KW給電)と、
サーバ/ストレージ/その他の機材を搭載するためにラックが7台(各最大25KW給電)
搭載されています。
各ラックのこれらの値は、従来型のデータセンターの約4倍の密度です。
また効率的な冷却環境を備えているため、新世代のブレード型サーバにも最適な
プラットフォームが提供されています。
高密度のCPUパワーの実装のためには、発生する熱の冷却技術が不可欠です。
冷却技術にも各種の工夫が実装されています。
エネルギー効率と冷却効率に優れたSun Modular Datacenterは、
理想的な統合化/仮想化プラットフォームを提供することで、
データセンターの複雑性削減に貢献しています。
【地球環境への配慮】
「Sun Modular Datacenter」は、卓越した経済性を提供するだけでなく、
地球環境へも配慮した製品です。
プラットフォーム毎にCO2の排出量を5年で1459MT(メートルトン)削減可能なため、
新たな環境規制への対応も支援しています。
循環式の水冷システムを搭載している「Sun Modular Datacenter」は、
一般的なデータセンターに比べ40%以上もエネルギー効率に優れた冷却方法を
実現しています。
限られた空間で高効率な水冷システムを利用することで、空調装置を利用している
データセンターに比べてサーバ1台あたりのエネルギー消費量を抑えることに
成功しています。
また、電力代金の安価な場所へ設置することで、更に電気代を削減することも可能です。
環境への配慮とeWasteの削減に取り組んでいるSunは、
不要になった「Sun Modular Datacenter」とその搭載機材の回収も予定されています。
世界中のあらゆる場所から「Sun Modular Datacenter」と搭載機材の全てを回収し、
環境に配慮した方法で再生/再利用されます。
【まとめ】
ITの世界の技術進歩の歴史は、いろいろとありました。
この中で、実務担当者の中で問題になるのが、
ITシステムを取り巻く設置環境の問題です。
データセンターを正常に稼動させるための設備環境対策が大きな問題なのです。
耐震設備は勿論のこと、電源設備、空調設備等々とITシステムを稼動させる
ためには、周辺設備のノンストップ化のためのバックアップ対策が重要課題なのです。
これらの問題点を輸送用のコンテナーに詰め込んだものが、
今回紹介した「Sun Modular Datacenter」です。
トラブルが発生した場合には、このコンテナーごとでバックアップが可能ということです。
不要になった、コンテナ型のデータセンターの回収までも対応する。
ITメーカーもここまできたのかと思います。
地球環境をこれ以上悪化させることなく、CO2削減のための諸施策が
あらゆる分野で不可欠な時代になってきています。
IT業界においても、各種の省エネ対策システムが必要ということです。
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